頭脳王・河野玄斗の『シンプルな勉強法』がシンプルすぎて衝撃だった

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こんにちは!

 

独断と偏見のブックレビュー4回目!『シンプルな勉強法』という本を取り上げます。

 

第1弾~第3弾はこちら。

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さて、そもそも河野玄斗って誰やねんっていう方もおられると思いますが、東大理三在学中に司法試験に一発合格するという異次元の人です。

 

一度だけ『頭脳王』というクイズ番組で優勝するのを見たことがあります。

 

そんな天才がどんな本を書いたのかと興味を持って手に取ってみたのですが、その内容に驚愕させられたのでした。 

期待度MAX!からの~・・・

内容を一部紹介します。

  • 勉強の意義とは、将来の選択肢が増えること、優秀な人に恵まれること
  • 知的好奇心を育む
  • 理想像に近づこう
  • 自分磨きをしよう
  • ストレスを減らそう
  • 集中できる環境を作ろう
  • 自分のペースでやろう
  • 相性の悪い人とは距離を置こう
  • スキマ時間を活用しよう
  • 無理のないプランを考えよう
  • 語呂合わせを活用しよう

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「どこかで読んだ」あるいは「誰でも思いつく」ようなことのオンパレードで、読者を感心させたり納得させたりする内容が感じられませんでした。

 

例えばイチローが『大リーグで活躍するトレーニング法』という本を出したとして、ワクワクしながら読んでみたらその内容が

  • 正しいフォームでバットを振ること
  • キャッチボールをおろそかにするな
  • 毎日走れ
  • 食事は栄養を考えて
  • 英語をしゃべれるようになろう

とかだった、みたいな気持ちです。

 

「ワンパンマン」という漫画の主人公、サイタマはどんな相手でもだいたい一撃で倒してしまうのですが、筋トレのみで世界最強になったため、強くなりたいという仲間に対しても「筋トレしろ」というアドバイスしかできません。

 

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「ワンパンマン」ⒸONE氏

Amazonブックレビューより

タイトルにつられて購入したが、はっきり言って期待外れだった。氏は自分は普通の人間みたいな言い方だったが、それはこの際おいておこう。シンプルな勉強法とあるが、中身はゴールを決めてから逆算する、とかアウトプットを意識する、とかまとめノートは作らずに既存のものに付け加える等、どれも聞いた事がある事ばかり。それだけ有効な手法(考え方)なのかもしれないが、わざわざこの本を買う程ではない。氏は東大に合格して更に在学中に司法試験に合格するという、およそ常人ではできない事をやってのけているのだから、そこをもっと聞きたかった。同じ方法論でも抽象的なものではなく、もっと具体的なものだ。もちろん全ての人に当てはまるものではない事は皆分かっている(はずだ)。それでも得るものは非常に大きい。これはひょっとしたら出版社の方針でそうなったのかもしれないが・・・。司法試験の話を聞きたくて買った人も相当数いると思うのだが、全然触れられていない。そして最後の方で「司法試験の勉強について詳しく知りたいという方はあまりいないかもしれません」。ガクッと来ました。

 

抽象的すぎる
ゆえに、タイトルと齟齬あり。
シンプルな勉強「法」と言うからには、読者は具体策を知りたくて買ったはず。
しかし、全編を通して抽象論のみ。
同じ東大なら清水章弘さんの本の方がよほど役に立つだろう。こちらは具体策メインなので。
すべてにおいて「Aがオススメですが、もちろんBもあります」と逃げを打っているのも気になった。
批判を恐れず言い切ってこそ、この手の本の醍醐味だろうに。
精神論はためになるかもしれませんが、受験で悩んでる人がこれを読んでもまったくためになりません。というか、この抽象的な内容理解できるのは偏差値60アッパーの人でしょう。
先に精神論抽象論でいつまでも具体策が出てこないのもダメ。そこは編集者がダメなのかもしれないけどね。 

 

 

著者が言う普通が、まず天才、神童レベルですね。割と最初の方で、小学二年で中学数学を修了、小学三年で高校数学を修了と記述してあります。私は塾の講師なので数百人の子供達を見てきました。地域もバラバラで、中学受験から大学受験まで見てきましたが、そんな子供は一人もいませんでした。初期の教え子には後に東大に合格した子もいましたし、算数が得意でそれをアドバンテージにして御三家に合格した子もいました。かなり広い範囲の子供達をみたと自負しておりますが、そんな子は一人もいませんでした。人間の発達は段階をおって進みます。とくに、負の数の概念を習得できる、抽象的思考能力が発達し、完成するのが12~14歳と言われており、心理学の研究成果として分かっています。それを7~8歳で、高校数学を修得するような子供が普通でしょうか? 

 

おわりに

いかがだったでしょうか。 

 

今回の本を読んで思ったのは、結局著者は方法論というよりは脳の性能で試験やクイズに勝ってきたのだろうなと。

 

一般人にはあまり得るところがなかったのが残念ですが、もちろん書いてあることは特に間違ってはいませんのでご興味のある方はどうぞ。

 

 

 

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